「正確に」を表現する単語って英語ではいっぱいあります。
“properly”“accurately” “exactly” “precisely” “correctly”
あなたはこれらの違いがわかりますか?
下記Google翻訳してみました。
![](https://2ndhalflife.com/wp-content/uploads/2020/07/eng_word_seikaku-1024x123.jpeg)
一つだけ”properly”が「適切に」。それ以外は「正確に」でした。では、実際のところどう違うのでそしょうか。本記事で違いを解説します。
本記事の内容
“properly”“accurately” “exactly” “precisely” “correctly”の意味の違い
![](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/3407722_s-1.jpg)
いきなり結論ですが、これらの単語の違いは以下の通りです。
- “properly” : ある動作や行いが適切に、正しく、しっかりできているかを表す。「正確に」よりも「しっかり」「ちゃんと」の意味。
- “correctly”:「(正しく)正確に」=「精確」のニュアンス。反対の意味ではwrongly(間違って)、incorrect(正しくなく)が反義語。
- “accurately”:「(ほとんど間違いなく)正確に」 「的確に」 という意味で使う。“correctly”よりも少し曖昧になる。
- “exactly”:ある物事や情報が「(間違いなく)正確に」という意味で使う。合致していたことを言うニュアンス。
- “precisely” : exactlyとほぼ同じだが、少しフォーマルな場で使う。ある物事や情報が「(間違いなく)正確に」 というニュアンス。
以下で例文と併せて解説します。
“properly”の意味・例文
![](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/1715774_s.jpg)
“properly”はある動作や行いが適切に、正しく、しっかりできているかを表す。
「正確に」よりも「しっかり」「ちゃんと」の意味。
I think there’s something wrong with this product.
It’s not working properly.
この製品なんかおかしいな。
ちゃんと機能していない。
“properly”は「正確に」よりも、「適切に」がしっくりくる表現。
他の単語とは違い少しでも「ちゃんと」していたら使えます。正確さ、精確さは問いません。
“correctly”の意味・例文
![](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/456013_s.jpg)
“correctly” は 「(正しく)正確に」のニュアンス。
反対の意味ではwrongly(間違って)、incorrect(正しくなく)が反義語。
Please write your address and phone number down here correctly.
こちらに住所と電話番号をを正確に書いて下さい。
Can you spell this word correctly?
この単語、正しくつづれますか?
こちらも、文字の正確さを表現する時に使います。
“accurately”の意味・例文
![](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/3027990_s.jpg)
“accurately”は「(ほとんど間違いなく)正確に」 「的確に」 という意味で使います。
These clocks was working accurately everyday.
これらの時計は正確に動いていた。
この場合は、時刻がほぼ正しい時間を指していたことを意味します。
ここでproperlyを使うと、それは時間のことを指さず、ちゃんと動作しているという意味になります。
そのため、accuratelyはproperlyも包含するようなニュアンスです。
「(時間も動作もほとんど)正確に」
At the moment, she is analyzing the situation accurately.
いまのところ、彼女は状況を的確に判断している。
「的確に」という意味で”accurately”を使う場合も、「ほとんど間違いなく」というニュアンスが含まれています。
きっちり100%というよりも、「(ほとんど間違いなく)的確に」です。
“exactly”の意味・例文
![](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/401156_s.jpg)
“exactly”はある物事や情報が「(間違いなく)正確に」 という意味で使います。
These clocks was exactly right.
これらの時計はきっちり合っていた。
⇒「正確に」という意味で”exactly”を使う場合、“accurately”と違う点は、“exactly”は情報の正しさを強調します。
下記の例でいうと、rightがすでに「正しい」意味ですが、それを強調している形で使います。
The bus arrived exactly at 7:32.
そのバスは7時32分きっかりに到着した。
exactly は正確さの強調で使えるので、「きっかり」「ぴったり」としてでも使えます。
上の例文だと「バスが7時32分ぴったりに来た」ことを表現できます。
A: Is this book yours?
この本はあなたの?
B: Exactly! Thank you for your find
その通り!見つけてくれてありがとう
“exactly”は、「その通り」「おっしゃる通り」というリアクションとしても使えます。
“precisely”の意味・例文
![](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/189084_s.jpg)
“precisely” : 少しフォーマルな場で使う。ある物事や情報が「(間違いなく)正確に・詳細に」 というニュアンス。
Let me explain to you again precisely what you are going to do here today.
本日こちらで皆様がどんな事を体験するのか 再度詳細を説明させて頂きます。
事前に説明があったことを、念押しで詳細を説明するようニュアンス。
He will come precisely on time.
彼は時間きっかりに来るだろう。
時間や値段などが「きっかり」と言う場合に使えます。
“exactly”と同じ使い方です。
A: I think the US need stricter gun control laws.
アメリカはもっと厳しい銃規制が必要だと思います。)
B: Precisely.
おっしゃる通りです。
“Precisely”は、”Exactly”同様「その通り!」という意味のリアクションとして使えます。
ですが、”Precisely”の方がかしこまった表現です。
日本語でいう「おっしゃる通りです。」の方がしっくりくる表現です。
まとめ
![](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/3416744_s.jpg)
最後にまとめます。
“properly”
- ある動作や行いが適切に・正しく・しっかりできているかを表す。
- 「正確に」よりも「しっかり」「ちゃんと」の意味。
- 正常(ちゃんと)に機能していることなどを表現するときに使えます。
“correctly”
- 「(正しく)正確に」のニュアンス。
- 反対の意味ではwrongly(間違って)、incorrect(正しくなく)が反義語。
- この“correctly”は数字、文字、時間などが「精確」であるかを表現します。
“accurately”
- 「(ほとんど間違いなく)正確に」「的確に」という意味で使う。
- きっちり100%というよりも、「(ほとんど間違いなく)的確に」です。
- properlyの意味も包含する。
“exactly”
- ある物事や情報が「(間違いなく)正確に」という意味で使う。
- ”correctly”が数字や文字などの精確さを言うのに対して、合致していたことを言うニュアンス。
- 「正確に」という意味で”exactly”を使う場合、“accurately”と違う点は、“exactly”は情報の正しさを強調します。
“precisely”
- “exactly”とほぼ同じだが、少しフォーマルな場で使う。
- ある物事や情報が「(間違いなく)正確に」というニュアンス。
- 事前に説明があったことを、念押しで詳細を説明するようニュアンス。
以上、「正確」を表現する英語の違いを解説しました。