「早い」「速い」を表現する英単語はいっぱいあります。
- That is early.
- That is fast.
- That is quick.
- That is prompt.
- That is speedy.
- That is rapid.
あなたはこれらの違いがわかりますか?
下記Google翻訳してみました。
なんとなく、“early” と ”fast”,”quick”は違いがわかりそうですが、違いがわかりにくいのが、”fast”と”quick”ではないでしょうか。”speedy”に至っては普段から使っていて違いがわかりませんよね。”rapid”も分かるようなわからないような・・・。
本記事で違いを解説します。
本記事の内容
“early” ”fast” “quick” ”prompt” ”speedy” ”rapid”の意味の違い
結論以下の通りです。
- early:「時間が早い」の意味。 ある時間に対して、その事柄の時間や時期がいつもより「早い」というときに使う
- fast:具体的な「スピードが速い」の意味。具体的に何かの「動作が速い」、「進むスピードが速い」ときに使う。
- quick:「素早い」の意味。 ある行動が瞬間的に行われたときに使う。
- prompt:「迅速」の意味。quickと似ているが、何かに対して「敏速な」「素早く」行われたときに使う。
- speedy:素早く・ただちに行なわれる「速い」の意味。≒quick。客観的に「速い」と表現できる。
- rapid:変化するスピードが「速い」意味。実際に動きが速いのが”fast”、物事の変化の速さが”rapid”
ちなみに
efficientには「効率的」=「仕事が早い」という意味もあります。
早い者勝ちはfirst come, first served でfirst(先着)を使います。
簡単に例文で紹介すると以下の通りです。
「バスが来るのが10分早い」 | early |
「彼は速く走る」 | fast |
「え!もうご飯食べたの?早い!」 | quick |
「迅速な返信をありがとうございます」 | prompt |
「あの車の加速早い!」 | speedy |
「あの国は急成長を遂げた」 | rapid |
では、例文を使って解説します。
“early”の意味・例文
“early”は、ある時間に対して、ある事柄の時間・時期が「早い」時に使います。
「今日は早く起きた」「午前中の早い時間」というように、何かと比べて時期、時間が早い時に使います。
I’ll go to bed early tonight.
今夜は早く寝るよ。
The train came earlier than usual today.
今日はいつもより早く電車がきた。
*earlier はearlyの比較級です。
“fast”の意味・例文
“fast”は文字通り「スピードが速い」の意味です。
何かと比べる必要もなく、絶対的な速度が早いことに対して使います。
ちなみに、”fast food”は「素早く食べれられる」という意味から来た俗語です。
I can’t run fast.
私は速く走れません。
Your movement is too fast to see.
あなたの動きは速すぎて見えません
“quick”の意味・例文
“quick”は「素早い」の意味。ある行動が瞬間的に行われたときに使います。
行動や動作、処理時間が”素早い”時に使います。ニュアンスとして瞬間的な意味。若干の驚きのニュアンスが含まれます。
fast との違いとしては、以下のようなイメージです。
Eh! Have you eaten yet? so quick!
え!もうご飯食べたの?早い!
⇒実際に食べたスピードが何m/sだったかは問うてません。
あくまでも、あっという間に食べたことに対して使っています。
He’s quick to understand.
彼は理解するのが早い。
⇒この例文も、覚える速度が早いことを言いたいわけではなくて、理解することが上手で早いことを説明するのに使います。
“prompt”の意味・例文
“prompt”は日本語でいうと「迅速」のほうが適切です。
quickと似ています。特に、ビジネスなどで相手の対応や反応が迅速なときに「prompt」を使います。
Thank you for your prompt reply.
迅速な返信をありがとうございます
“speedy”の意味・例文
“speedy”は(物事が)素早く・ただちに行なわれる「速い」です。
quickに近い表現ですが、客観的に見て対象のことが速いなぁ、というときにも使えます。
ですが、大きな違いはありませんが、驚きのニュアンスがquickよりも少ない印象。
デリバリーサービスを頼むことを以下のような例文で表現できます。(Speedy ,Quickどちらも利用可能)
We offer speedy delivery.
We offer quick delivery.
I hope that it will be repaired speedy your house bathroom.
家のバスルームが早く直ると良いですね。
quickでも同じく通じますが、quickよりもspeedyで表現すると少し遅い(もしくは普通通りの早さ)ニュアンスです。
“rapid”の意味・例文
”rapid”は変化するスピードが「速い」ときに使います。
動きの速さがfastなら、物事の変化の速さがrapidで表現できます。
Scientists are concerned about rapid climate change.
科学者たちは急速な気候の変化を懸念している
That company achieved rapid growth.
その会社は急成長を遂げました
まとめ
最後にまとめます。
“early”
- 「時間が早い」の意味。ある時間に対して、その事柄の時間や時期がいつもより「早い」というときに使う。
- 基本的には基準に対して”前になる”、”前になった”ことに対して使う。相対的な表現。
“fast”
- 具体的な「スピードが速い」の意味。
- 具体的に何かの「動作が速い」「進むスピードが速い」ときに使う。
“quick”
- 「素早い」の意味。
- ある行動が瞬間的に行われたときに使う。
- 具体的な速度を言うfastに対して、具体的な速度ではなく、ある事柄が瞬間的で若干の驚きのニュアンスを含めて使う。
“prompt”
- 「迅速」の意味。
- quickと似ているが、何かに対して「迅速な」「素早く」行われたときに使う。
- quickよりも、誰か別の相手があるときに使うのがこちら
- 時間通り、思ったよりも早く行われたときに使う表現。
- 仕事のレスポンスやメールの返信が早い時にはこちらを使う。
“speedy”
- 素早く・ただちに行なわれる「早い」≒quick。
- 客観的に「早い」を表現できる。
- quickより素早さのニュアンスは少ない。
“rapid”
- 変化するスピードが「速い」 ⇒ 動きの速さがfast。物事の変化の速さがrapid。
以上、「早い」「速い」を表現する英語の違いを解説しました。