非常にややこしく間違いやすい単語
“心配”を表現する単語って英語ではいっぱいあります。
「concern」「worry」「afraid」「anxious」「fear」
あなたはこれらの違いがわかりますか?
下記画像みてください。Google翻訳してみました。
![Google翻訳(心配)](https://2ndhalflife.com/wp-content/uploads/2020/07/eng_word_sinpai01-1024x402.jpeg)
「concern」「worry」「afraid」「anxious」「fear」すべて「心配」です。
文章の中で使ったりすると変換が変わったりしますが、平たく言えばどれも「心配」です。
本記事で違いを解説します。
本記事の内容
ではさっそくいきましょう。
「concern」「worry」「afraid」「anxious」「fear」の意味の違い
![「concern」「worry」「afraid」「anxious」「fear」の意味の違い](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/3407722_s-1.jpg)
まずざっくり結論を言うと以下の通りです。
“concern”:自分の関心ある人や出来事に対して、何らか心配を表現するときに使う。
“anxious” :今現時点どうしようもない、漠然とした先の結果を「心配する」時に使用する。
“worry”:自分の個人的な悩みや不安について、心で溜め込んでいるときに使用する。
”afraid”:ある事柄についての心配というよりも、恐れている、悪い結果になると嫌だ、という気持ちを表現する。
”fear”:上記afraidよりも、さらに恐怖心が込められた気持ちを表現するときに使う。
下記で例文を使って紹介します。
「concern」の意味・例文
![「concern」の意味・例文](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/1715774_s.jpg)
”concern”は、”worry”と同じ意味で覚えている人もいますが、実は少し違います。
“worry”は個人的なことに対する心配、不安を表現しますが、”concern”は周りのこと、あるいは自分と周りに関係ある事について使います。
また、”concern”では「不安」よりも「関心」に近いニュアンスです。確かに心配はしているけど、単に「どうなのかな?」と関心があるような気持ちです。
そのため、既に起きた、起きていることに関しては、”concern”が適していると言えます。
I’m concerned about the COVID-19.
(コロナウィルスについて心配しています。)
He is concerned that there are many complaints from customers.
(彼は顧客からのたくさんのクレームがあることを気にしている。)
「心配する」という意味で使うときは「動詞」ではなく、”concerned”という「形容詞」として使います。「動詞」の”concern”は「人を心配させる」という意味なので、主語を人にはできません。
It concerns her.
(そのことは彼を心配させている。)
「anxious」の意味・例文
![「anxious」の意味・例文](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/456013_s.jpg)
“anxious”は漠然とした不安です。
そのため、自分と直接関係のない心配事を表現するときに使います。
I am anxious that my daughter may fail the exam.
(私は、娘がテストに落ちないか心配だ。)
I’m anxious about her health.
(彼女の健康が心配だ.)
「worry」の意味・例文
![「worry」の意味・例文](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/3027990_s.jpg)
”worry”は心配する気持ち、不安な気持ちを表現する時に使います。
この対象となるものは、主に個人的な問題で、これから起こることが対象です。
また、”worry”には、恐怖心のような意味合いはありません。
worryは動詞として使うと、日常的に何かを心配しているというニュアンスになります。一定の時期ではなく、生活の中で常に心にあるような感じです。
worriedは形容詞として使うと、対象のあることに対して一時的な心配・不安感を伝えるニュアンスになります。
He worries about whether his daughter growing up properly.
(彼は娘がきちんと育っていくか心配している。)
ちなみに、以下のように”worry+人”の形で使うと、「人を悩ませる/不安にさせる」という表現です。
This information worries him.
(この情報が彼を悩ませている。)
I’m worried about being rejected by him.
(彼に断られないか心配だな。)
「afraid」の意味・例文
![](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/401156_s.jpg)
”afraid”はある事柄が起きる怖さや、嫌だなと思うことを表現するときに使います。
「心配する」というよりは、怖さや嫌な気持ちを表現する言葉です。
My sister is afraid of typhoon.
(私の姉は台風を怖がる。)
I’m afraid to being rejected by him.
(彼に断られるのは嫌だな)
「fear」の意味・例文
![](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/910197_s.jpg)
”fear”は、心配・不安に恐怖心の要素が入っています。
「心配する」というよりは、「怖い」「恐ろしい」ことに大して使う表現です。
She didn’t fear the car accident.
彼女はその交通事故を恐れなかった.
ちなみに、以下のように”worry+人”の形で使うと、「人を悩ませる/不安にさせる」という表現です。
This information worries him.
(この情報が彼を悩ませている。)
She feared staying alone in the old apartment.
彼女はそのアパートにひとりでいるのが怖かった.
まとめ
![まとめ](https://www.raku2-eigo.com/wp-content/uploads/2020/06/3416744_s.jpg)
最後にまとめます。
“concern”
- 自分の関心ある人や出来事に対して、何らか心配を表現するときに使う。心配よりも関心のニュアンス。
- 起こったことに対することに心配点に使う。
- 主語を人にする場合はconcernedで使う。
“anxious”
- 今現時点どうしようもない、漠然とした先の結果を「心配する」時に使用する。
- 主に自分のことよりも第3者や他者や、自分ではどうにもならないことに対しての不安を表現。
“worry”
- 自分の個人的な悩みや不安について、心で悶々としているときに使用する。
- 主語を人にする場合はworriedで使う。
”afraid”
- ある事柄についての心配というよりも、恐れている、悪い結果になると嫌だ、という気持ちを表現する。
- 起こったことよりも、これから起こることに使う。
”fear”
- “afraid”よりも、さらに恐怖心が込められた気持ちを表現するときに使う。
以上、「心配」を表現する英語の違いを解説しました。